ご近所の蜂の巣にどのように対処するか

蜂が飛ぶ時期になると過敏に反応する人もいます。特にスズメバチであれば命にもかかわるからです。そんな時、蜂の巣をご近所で、しかも隣の家で発見してしまったらどのように対処したらいいのでしょうか。隣の家であればご近所関係もあるので、トラブルは起こさず穏便に処理したいものです。ここではそんな対処の方法をご紹介します。

隣の家は勝手に入ることはできない

隣の家に蜂の巣を発見したとしても、見つけた自分が隣の家に勝手に入り駆除することはできません。それは自分の土地ではなく隣の家に許可なく入ってしまうことは不法侵入になってしまうからなのです。そのためまず蜂の巣を発見したときの対処としては、その隣の家の住民に蜂の巣があることをお知らせすることが重要です。
その際に駆除してくださいと忠告するのはやめるべきでしょう。駆除はあくまで隣の家の住民の判断になるからです。しかしお知らせするときに、蜂の巣の大きさや行動範囲、もしも刺されたら大変だという蜂の巣があることの危険性だけは伝えておくことが重要です。

なかなか対処してくれない場合の対処法

隣の家の人は忠告しても蜂の巣に無関心である場合も少なくありません。そのような時には、自治会の会長や学校に連絡をするという方法もあります。
自治会の会長というのは、その地域のまとめ役です。年長者の方が行っていることも多く、この地域にはどんな人が住んでいるかということをよく知っています。そのため長年信頼関係のある、そしてその地域では発言力もある自治会長さんからお伝えしてもらうことも良い方法です。
またもしも通学路に関係する場所であれば、学校に連絡をして、子どもたちの安全のために蜂の巣があることは危険であることを伝えてみましょう。そうすれば、学校からその隣の家に知らせてもらうこともできます。

空き家だった場合はどうするの?

若い世代が実家を離れ、実家で生活していた老夫婦はすでに死去といった空き家も少なくありません。そんな空き家は放置されていることも多いので、蜂の巣が出来てしまうこともあるのです。気が付いた時には、誰が以前に住んでいたのか?誰の土地かといったことも分からないことが多いです。そんな時には各自治体に連絡をしてみましょう。自治体は各地域の管理をする役割がありますし、市民の安全を守るということも重要な仕事の一つです。そのため空き家の管理者に連絡をして、駆除に結びつくことも少なくありません。

まとめ

ここまで近所、特に隣の家に蜂の巣が出来ていた場合の対処方法をご紹介しました。自分が勝手に駆除することはできない代わりに自治会や自治体、また学校などを上手に利用する方法もあります。一度だけでは解決できないこともありますが、何度も根気よく行うことが重要です。
またその際には、トラブルにはを起こさないために決して駆除を強制的にお願いするのではなく、危険、安心して生活できないということを強調して伝えることが最も重要です。