蜂の巣は土の中や軒下など、さまざまな場所に作られます。手の届く範囲なら自分で何とか対処できそうですが、高所に蜂の巣を作られてしまった場合、対処が難しいです。「プロに依頼をするのがよいのだろうけど費用が気になる、まだ小さいから自分で駆除できそう」「高所だから届かない」このようなときにはどうしたらよいのでしょうか。
蜂の巣ができやすい場所
蜂といっても、スズメバチ、アシナガバチ、ミツバチなどの種類があり、それぞれ巣を作る場所がことなります。基本的に蜂は雨に濡れることが苦手なので、雨風にさらされない場所を好んで巣を作ります。オオスズメバチやコガタスズメバチは、木を巣を作る場所として好みます。キイロスズメバチやモンスズメバチなどは、民家に巣を作ることもあるタイプの蜂です。アシナガバチの仲間は都会でもよく見られて、ベランダや建物の外壁など開放的な空間に巣を作ることがあります。ミツバチの仲間は密閉空間に巣を作る傾向があり、屋根裏に巣を作っていることがあります。
高い場所にある蜂の巣への対処
低い位置にある蜂の巣ならスプレーを直接吹きかけるなどできますが、軒下など高所に巣を作られてしまうと手が届きません。このような場合には、蜂の巣まで届く長い棒を用意します。蜂の巣の駆除には蜂専用の燻蒸剤や蜂専用の駆除スプレーを使用します。棒の先に燻蒸剤をとりつけます。針金などを使用して、しっかりと固定をしましょう。そして、燻蒸剤に点火をして煙が出たら蜂の巣に近づけます。煙を吸わないように注意をしてください。蜂が出てきますが、しばらく燻蒸剤の煙を当てていると次第に蜂が巣の中に戻っていきます。蜂の巣の中に煙を入れていきましょう。下に落ちた蜂は放っておくと死にます。中には飛び出しきて攻撃してくる蜂がいるので、駆除スプレーをかけます。蜂がいなくなったら巣を撤去します。
高所の場合は無理をしない
蜂の中には毒を持つ種類がいるので、手が届く範囲であっても自分で駆除をするのは危険です。高所に巣を作るタイプの蜂はキイロスズメバチやコガタスズメバチなどで、スズメバチ類は何度も刺してきます。攻撃性が高く危険です。自分で無理をして駆除をしようとすれば、蜂に刺されて命の危険にさらされる心配があります。そのため、無理だと思ったら専門家に相談をしましょう。専門家であれば高所の蜂の巣を駆除するための専用の道具を持っているし、駆除をするための知識や技術も持っています。
まとめ
軒下にできやすいというイメージがある蜂の巣ですが、土の中など低い位置に作られることもあります。しかし、どのような場所であっても巣ができると危険です。高所の場合は手が届かず、作業が十分に行えないこともあるので駆除の際には特に注意が必要です。無理をして自分で駆除するのではなく、専門家への依頼も検討しましょう。